2012年2月2日木曜日

SketchUp7日本語版のファイルをSketchUp8で開いたときに「レイヤ0」が削除できる状態になってしまう問題について

SketchUpでは、デフォルトのレイヤと呼ばれる特殊なレイヤがあります。
SketchUp7では、「レイヤ0」、SketchUp8では「Layer0」と表記されているレイヤがデフォルトのレイヤです。
デフォルトのレイヤは通常、他のレイヤと違い、削除したり名前を変更することができません。


しかし、SketchUp7で作成したファイルをSketchUp8で開いた際に、このデフォルトのレイヤが削除できる状態になってしまいます。


レイヤマネージャで「レイヤ0」を削除したり、ウィンドウ>モデル情報>統計 にて、「不要アイテムを完全に削除」などを行うとSketchUpがクラッシュしてしまいます。


この問題を回避するために、下記の操作を行なって下さい。
  1. ファイルを開きます。
  2. ウィンドウ>Rubyコンソール を選択します。
  3. Rubyコンソールの下部の入力ボックスに、下記のテキストをコピー・アンド・ペーストします。

    In the Ruby Console type Sketchup.active_model.layers[0].name='Layer0'

  4. キーボードから、Enterキーを押します。


  5. フォイルを保存します。(名前を別名で保存することをお勧めします)
  6. レイヤマネージャが表示されている場合は、一度閉じて、再度表示してください。

「レイヤ0」から「Layer0」にレイヤ名が変更され、デフォルトのレイヤとしての属性が与えられました。