2012年2月24日金曜日

【翻訳】SketchUp Proケーススタディ:Turner Construction社とワールドトレードセンター パート1

世界有数の建設会社であるTurner Construction Companyの特集を、今回から3回のシリーズにわたってご紹介します。

Turner社は建物の建設と解体の調整、プレゼンテーションの作成や安全講習の実施など、様々な作業でSkethchUp Proを使用しています。社内作業の効率を上げるためにSketchUpのプラグインも開発しています。
日々生じる問題を新しい技術を使ってどう解決していくか、Integrated Building Solutions部門の責任者であるJim Barrett氏と話をしました。
第一回目の今回は、ニューヨークで建設するワールドトレードセンターの中心駅(Transportation Hub)プロジェクトでSketchUp Proが果たす役割についてJim氏にお話いただきました。

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ワールドトレードセンター中心駅(Transportation Hub)プロジェクトのスケジュールが前倒しになったので、大量の申請書類を作成提出するために、Turner社はツールをSketchUp Proに切替えました。このプロジェクトは建設システムと構成が複雑で、かつプロジェクトのエリア内を走っている6つの地下鉄への影響を抑えるために、建物の解体と建築に綿密な計画が必要となります。建物だけでなく、工事中の仮設建築物に対しても、計画段階での3次元モデルを使った調整が必要になります。


プレキャストコンクリートの排煙ダクト、建設用の支柱の詳細なモデル

毎週更新されるプレゼンテーションは、Turner社が開発したプラグイン(第二回の記事で詳しくお話します)で自動化されています。
作業をカスタマイズすることで、Turner社では予定表の建設可能性の調査と図形情報を統合できるようになり、情報をプロジェクトチームに明確に伝えられるようになりました。


1トレイン地下鉄の構造と建設用の支柱。建設中でも地下鉄とパストレインは運行を続けている。

SketchUp Proは他のファイルフォーマットをインポートしてセーブできるので、Turner社のエンジニアチームではソフトの種類に関わらずモデルを作成できるようになりました。エンジニアはSketchUp Proを使い複雑な事項でもすぐに調査ができ、モデルに情報を追加してまとめられるようになりました。


パストレインの屋根の鉄の肋材、フィーレンディールトラスと隣接するメモリアル博物館。

Jim氏とTurner社の皆さんありがとうございました。次回はTurner社が開発したプラグインについてお話を聞きます。

投稿:Gopal Shah、SketchUpマーケティング
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