今回はGo Green with Google SketchUpのTell us your storyに投稿いただいた、Daniel CompanyのMark Lessmueller氏からのお話をご紹介します。
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Daniel Companyは今まで使っていたソフトからSketchUp Proに切替え、大気汚染制御システムのドラフト、デザイン、分析と建設を行っています。
SketchUp Proを使用すると潜在的な問題を3Dで視覚化してくれるので、現場で調査をするよりもコンピューターで不具合を発見することができます。そのおかげで資源を無駄にせず、二酸化炭素排出量を減らすことができました。さらに、私たちは図面やモデルを世界中の人と共有することができます。図面を見てくれる人々は電話でガミガミと私たちを罵ることも無く、私たちの作成した図面に対して意見や提案を伝えてくれます。
このシンプルな工程により、クライアントには現状の装置に信頼を頂いています。さらに、SketchUp Proが(他の似た機能を持つソフトよりも)低価格なので、単なる製図機として使用するだけではなく、ほとんど全ての技術者のコンピューターにインストールしています。技術者が製図に関わることは非常に有益であることもわかりました。
私たちはSketchUpで作成した最初のシステム(悪臭のする大気汚染物質を微生物が分解する生体系システム)を今まさに稼動させるところです。このシステムは従来の方法である、汚染された空気に中和する化学物質を吹きかけるのではなく、バクテリアを食べて汚染水を浄化する植物生成物を使って浄化しています。
バクテリアの残骸は廃水処理工場に運ばれて、排水処理システムの微生物に食べられます。
大気汚染制御システムは元々処理場デザインコンサルタントエンジニアによって発案されましたが、実際の臭気制御システムの図案、デザイン、分析と建設はSketchUpとLayOutを使って行われました。
SketchUpで作成したものは空気搬送システム、水圧プロファイル、配管レイアウト、水質管理パネルと2つの12' Ø x 40'の長い光ファイバーリアクター、2つの12' Ø x 40'の長い光ファイバー吸収材です。(それぞれの12' Øの管はLayOutファイルに合わせて会社の工場で製作されています。)
システム稼動後は、このモデルをGoogle Earthでビジュアル化する予定です。
このモデルは水質管理キャビネットの実現可能性を調査するとともに、大きさを視覚化するために使用されました。
それぞれの(汚れた空気を取込んできれいな空気をビルに提供する)導管組織の一部はSketchUpでモデリングされ、断面図に変換されます。
光ファイバーダクト、タンクと洗浄機工場はそれぞれの部品で簡単に組み立てられました。
SketchUpのおかげで2D製図で作るよりもずっと簡単に、それぞれのパーツが繋がるかを(カリフォルニアからヴァージニアに運ばれる)トラックに積む時にでも確認できました。
説明表は水質管理キャビネットと推定圧力減少のフローチャートを表しています。
SketchUpで作成された最初の大きなプロジェクトなので、そのほとんどはSketchUpの標準ツールを使用しました。プラグインはほとんどがカスタム変更可能なものを使用しました。
CenterPointとConetopプラグインはパイプの遷移や整列に使いました。曲がり管ツールを作成するのにMesh AdditionsとParametric をカスタム変更して使用しました。水パネルの塩化ビニルパイプははじめから付属されているSketchUpツールを組み合わせて作りました。曲がり管ツール(elbow tool)プラグインとセンターポイント(CenterPoint)プラグインです。
このイラストは、管のノズルが凸凹していたりガセット板が不正確などの理由で、はまらないノズルがどこにあるかを表していますが、このコンセプトモデルは実行可能なよい図であることがわかります。
このレイアウト図にはより正確なレンダリングと付加的なノズル、建設に必要なFRP管を製造するステップが記載されています。
このプロジェクト以降、私たちは複合的な他の大気汚染制御プロジェクトをSketchUpとLayOutを使用して製作しています。またかなりの数のフリーのプラグインを使用しています。(Fredo6氏やChris Fullmer氏のプラグインのファンです。)FredoScaleやJoint Push Pullを使用して細心の注意を要する案件、特に小さな装置一連を製作する時や分厚いダクトを表示する時、ダンパーライブラリを構築する時にとても助けられました。
Chris Fullmer氏のShape Benderは他の仕事で、これ以外のものでは動かないところで使えてとても役に立ちました。
私たちは今古いプロジェクトをSketchUpで製作し、それらをGoogle Earthで見えるようにする作業をしているところです。
この設定図はそれぞれの管コンポーネントと除去システムがいかに適切なシステムを生み出しているかを示しています。
投稿:Chris Cronin、SketchUp Pro チーム
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