モデルが大きくなると、手の込んだエッジのエフェクトや他の設定でSketchUpが遅くなることがあります。
大きいモデルを作成しているときには、下図のようにスタイルダイアログのエッジ編集パネルで「エッジ」のチェックボックスのみがチェックされている状態であることを確認してください。
面設定パネルは「透明性を有効にする」チェックをオフにしてください。「透明性を有効にする」にチェックをすると、スクリーンで視点を変更する度にSketchUpは何度も再描画しなければならなくなります。その必要がなければ、透明性を無効にしてください。
背景設定パネルでは「空」「地面」の設定をオフするのに便利です。「空」と「地面」は作業中にコンピューターに余計な負荷がかかります。
本当に必要でなければ、透かし設定の「透かしを表示する」チェックボックスを外してください。
隠しジオメトリと断面平面の設定は、モデリング設定パネルで行います。スピードを重視するのであれば、この二つはオフにしてください。
自分なりの快適な設定ができたら、「新しいスタイルを作成」ボタンを押して(ここでは「Fast」にします)名前をつけて必ずセーブしてください。新しいスタイルはスタイルの「モデル内」に保存され、現在作業しているモデルにのみ関連付けられます。
ちなみに、SketchUpのデフォルトスタイルはいわゆる「速い」スタイルです。エッジ設定はSketchUpが早く動くように設定されています。どれを選んでも外部の影響を受けなくなります。
速いシーンを作成する
本来のSketchUpは常に一歩先を行く軽快なソフトです。必要な時に有効にする「速い(Fast)」シーンを追加しましょう。毎回スタイルブラウザから先ほどの「Fast」スタイルを選択するよりも、モデリングウインドウトップのシーンタブをクリックする方がずっと効率がよいです。この「Fast」シーンは通常3つの項目でセットアップされます。1.「Fast」スタイルに切り替え、2.「影設定」をオフにする 3.「スタイルとフォグ」をオフにする、です。
モデルにFastシーンを追加するステップです。
1.スタイルブラウザの選択タブから上記の「Fast」スタイルを選択してモデルに適応する
2.表示メニュー>「影」と「フォグ」が選択されていないか確認
3.ウインドウメニュー>シーンを選択してシーンマネージャを開く
4.右端のボタンから「詳細を表示」を選択してシーンマネージャーを開く
5.「シーンを追加」ボタンをクリックしてモデルに新しいシーンを追加
6.シーンの名前を「Fast」(または速さに関連する名前)に変更し、エンターキーを押して確定。
7.「スタイルとフォグ」と「影設定」のみ選択されていることを確認。
今後はSketchUpのパフォーマンスを上げたい時には、Fastシーンをクリックするだけで生産性が向上しますよ!
投稿:Aidan Chopra、SketchUp エバンジェリスト
原文はこちら