2012年8月28日火曜日
【翻訳】3D Basecamp 2012が開催されます
3D BasecampはSketchUPユーザーが集まるワールドプレミアです。
ユーザーカンファレンスや激励会、今年のエディションについてのイベントが、SketchUp本拠地のコロラド州ボールダーで10月15-17日に行われます。
参加人数に限りがありますので、申し込みはお早めに。
ベースキャンプ参加申込みとベースキャンプ詳細についてはこちらをご覧ください。
ボールダーでお待ちしています!
2010年の3D Basecampの様子はこちらをご覧ください。
投稿:Aidan Chopra、SketchUpエバンジェリスト
原文はこちら
【翻訳】SketchUp Pro ケーススタディ: 10K Design
10K DesignはJames Horner氏を中心にイギリスを基盤として活動するデザイン会社です。
業務内容は多岐に渡り、サイトデザイン、サイトのバックエンド開発も行いますが、一番得意とする分野は建築設計と3Dモデリングです。
James氏に会社とSketchUp Proを使った作品について話を聞きました。
---
10K Designでは、一般の人にも専門家にも同じように質の高いデザインを提供しています。
特別な仕様の建物のデザイン、建築基準に準拠する図面の作成など、建築プロジェクトの全ての段階で何らかのお手伝いができる建築家がスタッフにおります。 私たちのポートフォリオには、イギリスのテレビ局チャンネル4の番組、Grand Designsで紹介された家もあります。
私たちは建築プロジェクトの一部として、または個別にレンダリングやアニメーション用のモデルを提供しています。
SketchUp Proはデザインの主要ツールとなっており、クライアントにもモデルをダウンロードして見てもらい、レイアウトを試したり家具を配置してもらったりすることもあります。
10K DesignではSketchUp Proをほとんどのプロジェクトで使用しており、特に初期段階でよく使っています。 デザインツールとしてまたコミュニケーションツールとして、施工段階で詳細を詰めるのにも使用しています。
測量図をDWGまたはDXFフォーマットで入手することも通常私たちのワークフローに組込まれており、まずDWGまたはDXFファイルをCADソフトで開いてある程度のアイデアを反映させます。
その時にSketchUpにインポートすることを考慮して多角形を使用し、エッジの数を最小限にします。
SketchUpにインポート後はオブジェクトをプッシュ/プルし、必要なコンポーネントを作成またはダウンロードして空間にモデルを作成していきます。
この段階でクライアントにモデルをダウンロードしてもらい、SketchUpで見てもらいます。
プロジェクトのオーナーであるクライアントには積極的に参加してもらいたいと考えています。
クライアントとの共同作業の後はモデルを立面図や断面図にして使用したり、他のCADやBIMソフトで施工計画書を作成するのに使用します。
製品メーカーや土地開発業者など、プロジェクトの資金調達用のプレゼンテーションに使えるモデルを希望しているクライアントもいらっしゃいます。その場合は視覚的に訴えて印象に残るプレゼンテーションの作成が最優先となり、専用のモデルを作成できることも私たちの重要な仕事になります。
このような課題に対応できる費用効果が高いソフトは、シーンやレイヤー、コンポーネントを駆使してインタラクティブな3Dモデルを簡単に作成できるSketchUp Pro以外にありませんでした。
アニメーションやレンダリング画像、立面図や断面図などの正投影図と多方面に使用できます。
繰返しになりますが、私たちのクライアントはSketchUpのモデリングサービスを、費用効果が高くて要望を叶えてくれると絶賛してくれています。
今製造会社では、自分でデザインして家を作る人たちに自社の製品を売りたいと考えています。SketchUp Proを使えばこのサービスを実現できるのではないかと思っています。
投稿:James Horner、10K Design
原文はこちら
業務内容は多岐に渡り、サイトデザイン、サイトのバックエンド開発も行いますが、一番得意とする分野は建築設計と3Dモデリングです。
James氏に会社とSketchUp Proを使った作品について話を聞きました。
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10K Designでは、一般の人にも専門家にも同じように質の高いデザインを提供しています。
特別な仕様の建物のデザイン、建築基準に準拠する図面の作成など、建築プロジェクトの全ての段階で何らかのお手伝いができる建築家がスタッフにおります。 私たちのポートフォリオには、イギリスのテレビ局チャンネル4の番組、Grand Designsで紹介された家もあります。
私たちは建築プロジェクトの一部として、または個別にレンダリングやアニメーション用のモデルを提供しています。
SketchUp Proはデザインの主要ツールとなっており、クライアントにもモデルをダウンロードして見てもらい、レイアウトを試したり家具を配置してもらったりすることもあります。
10K DesignではSketchUp Proをほとんどのプロジェクトで使用しており、特に初期段階でよく使っています。 デザインツールとしてまたコミュニケーションツールとして、施工段階で詳細を詰めるのにも使用しています。
測量図をDWGまたはDXFフォーマットで入手することも通常私たちのワークフローに組込まれており、まずDWGまたはDXFファイルをCADソフトで開いてある程度のアイデアを反映させます。
その時にSketchUpにインポートすることを考慮して多角形を使用し、エッジの数を最小限にします。
SketchUpにインポート後はオブジェクトをプッシュ/プルし、必要なコンポーネントを作成またはダウンロードして空間にモデルを作成していきます。
この段階でクライアントにモデルをダウンロードしてもらい、SketchUpで見てもらいます。
プロジェクトのオーナーであるクライアントには積極的に参加してもらいたいと考えています。
クライアントとの共同作業の後はモデルを立面図や断面図にして使用したり、他のCADやBIMソフトで施工計画書を作成するのに使用します。
製品メーカーや土地開発業者など、プロジェクトの資金調達用のプレゼンテーションに使えるモデルを希望しているクライアントもいらっしゃいます。その場合は視覚的に訴えて印象に残るプレゼンテーションの作成が最優先となり、専用のモデルを作成できることも私たちの重要な仕事になります。
このような課題に対応できる費用効果が高いソフトは、シーンやレイヤー、コンポーネントを駆使してインタラクティブな3Dモデルを簡単に作成できるSketchUp Pro以外にありませんでした。
アニメーションやレンダリング画像、立面図や断面図などの正投影図と多方面に使用できます。
繰返しになりますが、私たちのクライアントはSketchUpのモデリングサービスを、費用効果が高くて要望を叶えてくれると絶賛してくれています。
今製造会社では、自分でデザインして家を作る人たちに自社の製品を売りたいと考えています。SketchUp Proを使えばこのサービスを実現できるのではないかと思っています。
投稿:James Horner、10K Design
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【翻訳】SketchUp Pro と LayOutについて話を聞きました
SketchUpはデザインとコミュニケーションツールの両方の役割を果たすことを、今までもお伝えしてきました。
コミュニケーションの要素は使わないという方もいらっしゃいますが、クライアントやパートナーと情報を共有したり共同作業をする方には、SketchUp ProとLayOutの機能が必要になってきます。
個人で建築設計事務所を主宰するNick Sonder氏に、一連のデザインを行う上でSketchUpがどのように使われているかお話を伺いました。
一つのモデルからインテリアとエクステリアの詳細を作成、そして業者に使用してもらう図面も正確に作成できます。
※インタビューは英語です。
投稿:Mark Harrison、SketchUpマーケティング
原文はこちら
コミュニケーションの要素は使わないという方もいらっしゃいますが、クライアントやパートナーと情報を共有したり共同作業をする方には、SketchUp ProとLayOutの機能が必要になってきます。
個人で建築設計事務所を主宰するNick Sonder氏に、一連のデザインを行う上でSketchUpがどのように使われているかお話を伺いました。
一つのモデルからインテリアとエクステリアの詳細を作成、そして業者に使用してもらう図面も正確に作成できます。
※インタビューは英語です。
投稿:Mark Harrison、SketchUpマーケティング
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2012年8月27日月曜日
【翻訳】SketchUp化されたオフィス
私たちは現在SketchUpの次のバージョンに向けて動いています。
間もなく新しいオフィスに移転しますが、残念ながら仮オフィスの壁に以前ブログで募集した皆さんの作品を貼る時間がなくなってしまいました。
まだ半分も貼れていないのではないかと思いますが、先日写真を撮りました。 (写真を撮ったのは人が少ない土曜日でした。)
投稿いただいた作品はギャラリーにもアップし皆さんに見られるようにしています。
送っていただいた100名近くのユーザーに感謝します。皆さんの写真(または文章)を見ていると、SketchUpの課題は何かということを考えさせられます。
作品を展示している写真の仮オフィスは、ボールダーの東側にできる新オフィスの3つ先のビルにあります。新しいビルでは2階全てが私たちのオフィスになります。
1階にはGarmin-Sharpプロサイクリングチームのオフィスがあります。
前の記事で新しいエスプレッソマシンを自慢していたのを覚えていますか?
AndrewとJohnが使おうとしたのですが操作が難しく、何かが原因で故障してしまいました。
投稿:Aidan Chopra、SketchUpエバンジェリスト
原文はこちら
間もなく新しいオフィスに移転しますが、残念ながら仮オフィスの壁に以前ブログで募集した皆さんの作品を貼る時間がなくなってしまいました。
まだ半分も貼れていないのではないかと思いますが、先日写真を撮りました。 (写真を撮ったのは人が少ない土曜日でした。)
投稿いただいた作品はギャラリーにもアップし皆さんに見られるようにしています。
送っていただいた100名近くのユーザーに感謝します。皆さんの写真(または文章)を見ていると、SketchUpの課題は何かということを考えさせられます。
ブログでの公開を許可いただいた方々の作品をギャラリーに掲載しています。
作品を展示している写真の仮オフィスは、ボールダーの東側にできる新オフィスの3つ先のビルにあります。新しいビルでは2階全てが私たちのオフィスになります。
1階にはGarmin-Sharpプロサイクリングチームのオフィスがあります。
前の記事で新しいエスプレッソマシンを自慢していたのを覚えていますか?
AndrewとJohnが使おうとしたのですが操作が難しく、何かが原因で故障してしまいました。
投稿:Aidan Chopra、SketchUpエバンジェリスト
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2012年8月24日金曜日
【翻訳】SketchUp Proストーリー: 建具師Bob Lang氏のケース
Robert W. Lang氏は、「Popular Woodworking Magazine」の編集長で「Woodworker’s Guide to SketchUp」など数々の本の著者でもあります。
また彼のサイトReadWatchDo.comで木工とSketchUpに関するブログを描いています。
彼にSketchUp Proを使うようになったいきさつを聞きました。
---
家具を作るのはやりがいのある作業です。家具製作は問題解決が大きな課題となります。
店で選ぶ時間はいつも足りないし、材料は決して安いものではありません。
初めに問題を解決しておけば効果的に作業ができ、間違いをして大きな犠牲を払うこともなくなります。
SketchUpで効率化を上げるとデザインや計画に費やす時間が減り、その分店にいる時間を増やせます。
店には信頼できる参考資料があるので、家具製作時に生じる様々な問題を解決できるのです。
デザインや技術的な問題を解決するのに頭を掻きながら何時間も脱線することなく、実作業に集中できます。
私が働き始めたばかりの頃はデザイナーになることを夢見て、自分はオリジナルデザインだけを作ると宣言していました。
そんなある日のこと、私は「新しい作品を作りたければ過去に作られた物を全て徹底的に理解することが必要だ」と書かれたグスタフ・スティックレイ氏の本を読んだのです。
それから25年経ちますが、私の作品のほとんどはARTS&CRAFTS「アーツアンドクラフツ」の20世紀初頭の作品を再生するものでした。
下の椅子はスティックレイ様式のものです。シンプルな外見にもかかわらず端から端まで巧妙にデザインされています。近くで見れば見るほど新しい発見があります。
私が家具の複製をする時は写真を見て作業をします。
作業工程は、かつて鉛筆と紙しかなかった頃とほとんど同じです。
写真をインポートし実際の大きさに修正して、スクリーンで写真を測ります。
虫眼鏡で凝視して比例ルールを使っていた頃よりもずっと簡単に、そしてより正確に計測できます。
可能であれば、自分で撮った写真を使って作品を作ります。
自分で撮る写真は出版物の写真とは全然違います。 真っ直ぐに取れた写真がベストです。Photoshopで手を加え、レンズのゆがみを修正することもありますが、ほとんどは細部が見えやすいように調整します。
SketchUpに写真をインポートした後は、メジャーツールで測れるように縮小または拡大します。
画像をレイヤーに分けて置き、モデルを作成したときに簡単に画像をオンオフできるようにします。
たいていは写真の近くでモデルを作成しますが、部品によっては写真の上で作成することもあります。
アームの下のコーベルのアウトラインを取るのに画像の上で形をトレースし、それからPush/Pullツールで適当な厚みに押し出します。
写真を見ると今までわからなかったことに気づくことがあります。
次の画像は作業の最初の段階で、前と後ろの足の間にある低い横棒が床と並行ではないことに気がつく前に作成したモデルです。
このほんのわずかな角度で椅子の外見が変わります。この角度がついていると、座ってみようという気持ちになるのです。
しかしこの角度のために側面の組立が非常に困難になっています。
5つの同じ形の垂直の板ではなく、それぞれの板は隣のものよりも少し長くなっています。
しかもほぞの肩は長方形よりも角度をつけてカットされなければなりません。
最終的には満足できるモデルが完成します。私はここまでの作業で全工程の半分の過程まで来たと考えています。
後半の工程はモデルから情報を抽出することです。 必要な情報はスクリーンに表示されています。
この情報を抽出してフォームに入れ使いやすくします。 店では作品の全てのパーツを水平面ができるまで広げてしまいがちです。
同じ過程をSketchUpで行うことができます。今までとは違う使い方をするので、私はモデル全体(または一部)を空いたスペースにコピーします。
コピーしたモデルにそれぞれ寸法用のレイヤーをつけたシーンを作成すると、モデルの一部分をエクスポート、または印刷できるようになります。全てを見る場合、またバックアップをとりたい場合は、ごちゃごちゃして見辛くなります。
シーンを活用する方法がたくさんあるので、各シーンにはいろいろな価値があります。
私が書いた実測図の本と、Popular Woodworking Magazineの私の作品では、2次元図(平面図と断面図、立面図)または3次元の分解図に使えるように、シーンをAdobe Illustratorにエクスポートしています。
ビデオを作るプロジェクトでは、様々なシーンのアニメーションをエクスポートして、組立過程を説明するビデオとして使用します。
店では、私はパーツのグループと工程の段階を参考資料として、3Dビューで印刷します。
椅子の側面は、椅子の足の建具のような詳細図と同じように分解図を印刷します。
SketchUpでは追加のシーンをすぐに作成できます。
「このモデルでこんなことができるだろうか?」と思うことが今までに何度かありましたが、今のところ上手く行っていますし、時間もそれほどかかりませんでした。
SketchUpを使ってみると、このソフトは木工を教える時にも使える素晴らしいツールであることがわかりました
高価なアンティークと違い、3Dモデルは組み立て方を研究するために分解することができます。
本物を使っての授業で、ずっと作業し続けるレッスンがあります。
どの部品を最初に切って配置するか、最初のパーツは次のパーツにどのように影響してくるのか、そして組立部品のパーツのグループがどのように一緒になり、最終組立がいかにシンプルな仕上がりになっているかを理解するのは、木工では極めて重要なスキルになります。
よいモデルを教材に使えば、経験の浅い製作者でも店に行く前に全てのことが上手くできるようになりますし、レッスンで効果的に学習でき、貴重な材料や店での時間を無駄にすることもありません。
この経験で自信がつくと、製作に費やす時間と作品の出来上がりに格段の差が出ます。
この30年、私は仕事道具にかなりの金額を費やしてきました。
その大部分はコンピュータのハードウェアとソフトウェアです。今までで一番よい投資はSketchUp Proでした。
使い始めた頃は下書きするのにいいツールくらいかと思っていましたが、それ以上に使えるツールでした。
この使いやすいソフトを使うとデザイン、設計、プランニング、コミュニケーションと全ての局面においてベストな判断ができます。
投稿:Steve Dapkus、SketchUp BizDevチーム
原文はこちら
また彼のサイトReadWatchDo.comで木工とSketchUpに関するブログを描いています。
彼にSketchUp Proを使うようになったいきさつを聞きました。
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家具を作るのはやりがいのある作業です。家具製作は問題解決が大きな課題となります。
店で選ぶ時間はいつも足りないし、材料は決して安いものではありません。
初めに問題を解決しておけば効果的に作業ができ、間違いをして大きな犠牲を払うこともなくなります。
SketchUpで効率化を上げるとデザインや計画に費やす時間が減り、その分店にいる時間を増やせます。
店には信頼できる参考資料があるので、家具製作時に生じる様々な問題を解決できるのです。
デザインや技術的な問題を解決するのに頭を掻きながら何時間も脱線することなく、実作業に集中できます。
私が働き始めたばかりの頃はデザイナーになることを夢見て、自分はオリジナルデザインだけを作ると宣言していました。
そんなある日のこと、私は「新しい作品を作りたければ過去に作られた物を全て徹底的に理解することが必要だ」と書かれたグスタフ・スティックレイ氏の本を読んだのです。
それから25年経ちますが、私の作品のほとんどはARTS&CRAFTS「アーツアンドクラフツ」の20世紀初頭の作品を再生するものでした。
下の椅子はスティックレイ様式のものです。シンプルな外見にもかかわらず端から端まで巧妙にデザインされています。近くで見れば見るほど新しい発見があります。
私が家具の複製をする時は写真を見て作業をします。
作業工程は、かつて鉛筆と紙しかなかった頃とほとんど同じです。
写真をインポートし実際の大きさに修正して、スクリーンで写真を測ります。
虫眼鏡で凝視して比例ルールを使っていた頃よりもずっと簡単に、そしてより正確に計測できます。
可能であれば、自分で撮った写真を使って作品を作ります。
自分で撮る写真は出版物の写真とは全然違います。 真っ直ぐに取れた写真がベストです。Photoshopで手を加え、レンズのゆがみを修正することもありますが、ほとんどは細部が見えやすいように調整します。
SketchUpに写真をインポートした後は、メジャーツールで測れるように縮小または拡大します。
画像をレイヤーに分けて置き、モデルを作成したときに簡単に画像をオンオフできるようにします。
たいていは写真の近くでモデルを作成しますが、部品によっては写真の上で作成することもあります。
アームの下のコーベルのアウトラインを取るのに画像の上で形をトレースし、それからPush/Pullツールで適当な厚みに押し出します。
写真をSketchUpにインポートして、実寸法に縮小拡大します。写真の隣でモデリングすることもありますし、写真の上で直接トレースしてモデリングすることもあります。
次の画像は作業の最初の段階で、前と後ろの足の間にある低い横棒が床と並行ではないことに気がつく前に作成したモデルです。
このほんのわずかな角度で椅子の外見が変わります。この角度がついていると、座ってみようという気持ちになるのです。
しかしこの角度のために側面の組立が非常に困難になっています。
5つの同じ形の垂直の板ではなく、それぞれの板は隣のものよりも少し長くなっています。
しかもほぞの肩は長方形よりも角度をつけてカットされなければなりません。
写真があると、作業をしながらモデルと本物の比較ができます。今回のケースでは、ほんの些細な違いですが重要な部分を最初の段階で見落としていました。
最終的には満足できるモデルが完成します。私はここまでの作業で全工程の半分の過程まで来たと考えています。
後半の工程はモデルから情報を抽出することです。 必要な情報はスクリーンに表示されています。
この情報を抽出してフォームに入れ使いやすくします。 店では作品の全てのパーツを水平面ができるまで広げてしまいがちです。
同じ過程をSketchUpで行うことができます。今までとは違う使い方をするので、私はモデル全体(または一部)を空いたスペースにコピーします。
コピーしたモデルにそれぞれ寸法用のレイヤーをつけたシーンを作成すると、モデルの一部分をエクスポート、または印刷できるようになります。全てを見る場合、またバックアップをとりたい場合は、ごちゃごちゃして見辛くなります。
ごちゃごちゃして見えますが、私は短時間にシーンを複数作成し、モデルのパーツを各シーンの空いているスペースにコピーして、重要な詳細情報をを表示しています。
シーンを活用する方法がたくさんあるので、各シーンにはいろいろな価値があります。
私が書いた実測図の本と、Popular Woodworking Magazineの私の作品では、2次元図(平面図と断面図、立面図)または3次元の分解図に使えるように、シーンをAdobe Illustratorにエクスポートしています。
複雑な家具の各パートの参考資料として、店に持っていく時に印刷する典型的なシーンです。
このモデルには全てのパーツの正確な情報が載っているので、もし私が寸法を印刷し忘れてもノートパソコンでモデルを開いて確認することができます。
ビデオを作るプロジェクトでは、様々なシーンのアニメーションをエクスポートして、組立過程を説明するビデオとして使用します。
店では、私はパーツのグループと工程の段階を参考資料として、3Dビューで印刷します。
椅子の側面は、椅子の足の建具のような詳細図と同じように分解図を印刷します。
SketchUpでは追加のシーンをすぐに作成できます。
「このモデルでこんなことができるだろうか?」と思うことが今までに何度かありましたが、今のところ上手く行っていますし、時間もそれほどかかりませんでした。
標準的なカットリストの代わりに、パーツを正確に配置するのにこのようなシーンを作成します。
それぞれの足をコンポーネントウィンドウからドラッグして寸法を追加するのにかかる時間はたったの5分程度です。
これで店で費やす時間を何時間も節約できます。いかに本物に近いかということに驚きます。
SketchUpを使ってみると、このソフトは木工を教える時にも使える素晴らしいツールであることがわかりました
高価なアンティークと違い、3Dモデルは組み立て方を研究するために分解することができます。
本物を使っての授業で、ずっと作業し続けるレッスンがあります。
どの部品を最初に切って配置するか、最初のパーツは次のパーツにどのように影響してくるのか、そして組立部品のパーツのグループがどのように一緒になり、最終組立がいかにシンプルな仕上がりになっているかを理解するのは、木工では極めて重要なスキルになります。
よいモデルを教材に使えば、経験の浅い製作者でも店に行く前に全てのことが上手くできるようになりますし、レッスンで効果的に学習でき、貴重な材料や店での時間を無駄にすることもありません。
この経験で自信がつくと、製作に費やす時間と作品の出来上がりに格段の差が出ます。
Stickley Morris chairの再生は大変でしたが、
作業後にはStickley Morris chairに座れるというご褒美もありました。
その大部分はコンピュータのハードウェアとソフトウェアです。今までで一番よい投資はSketchUp Proでした。
使い始めた頃は下書きするのにいいツールくらいかと思っていましたが、それ以上に使えるツールでした。
この使いやすいソフトを使うとデザイン、設計、プランニング、コミュニケーションと全ての局面においてベストな判断ができます。
投稿:Steve Dapkus、SketchUp BizDevチーム
原文はこちら
2012年8月17日金曜日
【リリース情報】3D建材素材集「BuildMate」リリースのお知らせ
SketchUpでモデリングをする際に、配置するパーツの作成に苦労した経験はありませんか?
株式会社アルファコックスは、そんなSketchUpユーザーの方の悩みを解決する 3D建材素材集「BuildMate」をリリースいたしました。
「BuildMate」は、住宅用建材、照明器具、業務用建材、インテリア商品など、各メーカーの商品に対応しており、ダウンロードして配置するだけで、簡単にモデル作成が出来ます。
また、可能な限り容量を軽くしているので、モデルに負荷をかけません。
無料で使用できるパーツもご用意しておりますので、是非ご検討ください。
株式会社アルファコックスは、そんなSketchUpユーザーの方の悩みを解決する 3D建材素材集「BuildMate」をリリースいたしました。
「BuildMate」は、住宅用建材、照明器具、業務用建材、インテリア商品など、各メーカーの商品に対応しており、ダウンロードして配置するだけで、簡単にモデル作成が出来ます。
また、可能な限り容量を軽くしているので、モデルに負荷をかけません。
無料で使用できるパーツもご用意しておりますので、是非ご検討ください。
詳しくはこちらから
2012年7月6日金曜日
【セミナー情報】スケッチアップの新たなる出発~
Trimble SketchUp 3Dスタートアップ 全国セミナー開催
この夏、SketchUpの全国セミナーを開催いたします。
今回のセミナーでは、新たなるプラットホーム(Trimble)での新生SketchUpと最新活用事例の紹介、そして株式会社アルファコックスから発売する新製品をご紹介いたします。
新製品
【3D素材ライブラリー 「BuildMate」】
【iPadビューワー 「3D-Vega」】
SketchUp Proユーザーの方をはじめ、これからSketchUpをご検討いただける方も、是非、足をお運びください。
全国セミナーの日程は以下になります。
現在東京(7月25日)、大阪、名古屋のお申込みを受付けしています。
今回のセミナーでは、新たなるプラットホーム(Trimble)での新生SketchUpと最新活用事例の紹介、そして株式会社アルファコックスから発売する新製品をご紹介いたします。
新製品
【3D素材ライブラリー 「BuildMate」】
【iPadビューワー 「3D-Vega」】
SketchUp Proユーザーの方をはじめ、これからSketchUpをご検討いただける方も、是非、足をお運びください。
全国セミナーの日程は以下になります。
現在東京(7月25日)、大阪、名古屋のお申込みを受付けしています。
東京 | 7月25日(水) |
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大阪 | 8月2日(木) |
名古屋 | 8月3日(金) |
仙台 | 8月22日(水) |
札幌 | 8月24日(金) |
広島 | 9月4日(火) |
福岡 | 9月6日(木) |
沖縄 | 9月7日(金) |
東京 | 9月13日(木) |
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