SketchUpで内部空間をモデルリングしてプレゼンテーションする場合に内部が暗く表現されてしまうことがあります。
これらを解決するには影トレイで調整をして内部を明るく表現します。
シーンを使っているのであればシーン毎に設定が必要になることもあります。この表現方法は多くのSketchUpユーザーが知らないため使えてないかもしれません。
以下の手順で設定を行います。
- トレイ>影トレイ を表示します(必要に応じて右上のアイコンをクリックしてパネルを展開し、第2ペインも表示させます)。
- 左上の影ボタンで(または表示メニュー> 影)で影をオフにします。
- [シェーディングに太陽を使用する]にチェックを入れてオンにします。
- 「明」と「暗」の値をスライダーコントロールで移動して見た目を調整します。
- 時間スライダと日付スライダを調整してシェーディングを変更することもできますが、「明」と「暗」の値をスライダーコントロールで移動して得られる結果にくらべると変化が解り難いので明」と「暗」スライダを使用する方をお勧めします。
- シーンを作っている場合には対応するシーンを更新して設定を保存します。
ビデオでは天井に影を投影しない方法も説明しています。
これは太陽が頭上に置かれているのを利用して天井照明の効果を作り出すことができます。
設定をすればSketchUpの太陽は天井が全くないかのように影をつくることができます。この手法は時に有用な手段になります。
天井などを投影しないようにするには以下の手順で設定を行います。
- トレイ>エンティティ情報 を表示します(Macはウィンドウメニュー> エンティティ情報)。
- 選択ツールで当該のエンティティ(今回の場合には天井面)をクリックします。当該の面がグループやコンポーネント、またはグループ化されていない面のどちらでも可能です。
- エンティティ情報の[切り替え]の一番右にあるアイコンをクリックして(上の画像を参照)、投影を制御します(天井に照明器具がある場合にもこの設定の必要があります)。
- 影をオンにして表示させます。
- 正午に近づくように[時間]スライダを調整します。真夜中の時間を設定すると光源から直接発生するような影を生成するのでこの作業は非常に重要な作業になります。また、影を真っ直ぐにするには、[日付]スライダを動かして調整します。
- これらの影設定を新しいシーンに保存します。
投稿:Josh Reilly
( Joshは2008年Google時代からSketchUp のトレーナーとしてSketchUpチームに加わりました。その後2013年にTrimbleに買収された後も引き続きSketchUpチームにいます。
彼は地図が大好きですが、それ以外にも山を散策したり、スキー、サッカー、キックボール、ディスクゴルフを楽しんでいます。)
(翻訳 一部、意訳:田中雅子)
原文はこちら