まずはOSのセットアップをします。
電源をいれるところから始まります、この瞬間はいつもなかなかの緊張感です。「こんにちは」と歓迎をされながらますは一安心。
インターネットへの接続を行い、ここからがスタートです。
まずはWindowsの更新プログラムのチェック。
今回のOSはWindows10、楽しくなってきました。
Windowsで利用するアカウントを作成します。
一般的に私どものような海外製品を利用する際には日本語または2バイト(全角)文字のアカウントは使いません。基本的には半角英数で作成します。
パスワードもしっかりとかけます。
マシンはOSセットアップの最後の行程のようです。ここまでの使用時間はまだ10分はかかっておりません、早いです。
マシンの登録とシステムバックアップを促されました。
この手の作業は忘れがちなのでこの機会に済ませておきます。
OSのセットアップが終わったので一度、箱の中を整理します。
それでは我らがSketchUpProのインストールを行います。
SketchUpProのインストールプログラムをコピーします。このマシンは軽量化の為にCDやDVD-ROMがないので今回のexeファイルはUSBメモリを使ってコピーしました。このexeファイルをダブルクリックしてインストール開始です。
SSDがきいているのか、インストールスピードも速い。
SketchUpProは世界でもっとも使われている3次元ツールで3次元を身近にしました。しかし要求されるスペックは意外に高いのが実情です。もちろんホビーのPCでも動作ができないこともありませんがシステム要綱にはしっかりと
「512MB以上のメモリを搭載した3D対応のグラフィクスカードでOpenGL2.0以上に準拠していること」の記載があります。
実際に過去に複数のグラフィックカードのテストを行いましたが、結論として相性が一番いいのはNVIDEA製のQuadroではないかと(経験値ではありますが)感じています。しかしこれはかなり高価であることも事実です。
さらにこれらのグラフィックスカードを搭載しているマシンは何よりもノートでも重くて持ち歩きには不向きという悩みがつきまとっておりました。
今回の「WS60 6QJ-029JP」は持ち歩きとしても問題無しの重量。よく言えばAVアダプターの軽量化があると尚よし。これは次世代のマシンに期待をしましょう。
滅多に使わないCDやDVD-ROMは確かに常駐している必要はないかもしれません。
インストールが終了したのでSketchUpProを動かします。
エッジの表現も問題なし。
GPUとの相性が悪いとエッジのジャギが目立ちます。
細かい作業になるとこのジャギが案外厄介でストレスになることも。
実際のジャギの状況です。
以下の2つの画像は同じデータです。きわめて軽いデータですが左側のエッジの表現が右に比べるとジャギが目立つのがわかります。
もちろん、ジャギの原因はGPUの性能だけではなく、GPUとアプリケーションをつなぐドライバーやメモリ量にも大きく影響されます。
MSI社にはこれらのドライバーの相談もしながらマシンを選択することもあります。
これらのアフターフォローや導入前相談ができるのもかなりの強みだといえましょう。たったこれだけ?と思われる方もいらっしゃいますが、かなり重要なのです。ちなみに上記の左側のマシンもGPUは搭載されています。GPUによってこれだけの違いがあるのでその選択はかなり重要な作業といえます。
次に比較的に大きなデータを表示してみます。
大きなデータといっても2種類あります。1つは範囲が広いデータ。もう1つは細かいデータ。SketchUpProで扱うデータは様々です。
広い範囲になると空港や街なみのモデリングなども行います。
また細かいデータになると家具などの曲線が含まれるものがあります。 このくらいの範囲でモデリングがされると3次元回転をした際の表示がマウスの回転についてこないことがあります。これはGPUのパワー不足であろうと思われます。
「WS60
6QJ-029JP」で確認をしたところではストレスを感じるようなことはありませんでした。SketchUpProはプレゼンテーションに用いられることが多く、プレゼンは内容もさることながらそのスムーズさも評価されます。そんな状況でマシンが動かないなどというのは言語道断です。
なので、私たちはプレゼンの前には3Dモデルがスムーズに回転できるか、とりわけマウスで3D回転をした際のモデルの表現を何度も確認します。3D回転はできるけど、ワイヤーフレーム表現になりマテリアルなどが表示されるのに時間がかかるようでは格好良くプレゼンができません。きわめて一般的なテストではありましたが、現在のところでは「WS60 6QJ-029JP」は十分に合格点の範囲だといえるでしょう。
しばらくはご機嫌でこのマシンと出かけられそうです。