2011年10月25日火曜日

【翻訳】SketchUpとPCB Converterでサーキットボードを可視化する

電子機器の世界では、洗練されかつ機能的で人間工学に基づく製品を、チップやコネクタ、ボタンやディスプレイと一緒に複雑なサーキットボードに収納するように設計するには重要な段階が必要です。
でも今はSketchUpを使えばこの難しい過程をサポートすることができます。

最近、RS Components(ヨーロッパの電子部品で高い水準の製品を提供している販売業者)がSketchUpのPCB Converterプラグインを開発しました。このプラグインの機能は、(同じくRS Componentsが提供しているDesignSpark PCBなどの)ほとんどの2Dサーキットボード設計アプリケーションから、IDFファイルをSketchUpで編集できるCOLLADAに変換します。

PCB ConverterプラグインはIDF v3.0のサーキットファイルをSketchUpで編集できるCOLLADAに変換します。

RS ComponentsのMark Cundle氏は、PCB Converterで設計する時の作業効率について次のように説明しています。

「典型的な電子機器の設計過程では、機械エンジニアはボードの形状と重要なリージョンを決定し、3D MCADシステムにコネクターやスイッチ、ディスプレイなど重要な部品を事前に設置します。この情報を回路デザイナーに伝えると、回路デザイナーはボードレイアウトの基盤用に2D ECADでプリント回路基板の設計をするために、IDFファイルに変換します。プリント回路基板はIDFファイルで機械エンジニアに戻され、基盤の部品が最終製品パッケージに収まるかどうかを確認します。プリント回路基板として完成するまで、設計書が機械エンジニアと回路デザイナーの間で何度も行ったり来たりします。

その結果電子部品設計の世界ではIDFファイルは非常に重要視されており、また近年電子部品の小型化が進む中で空間の制御も重要になり、回路デザイナーと機械エンジニアとの関係もより深くなっています。

回路デザイナーがSketchUpとPCB Converterを使用すれば、電子部品のコリジョンチェックなど、基礎作業を機械エンジニアとやり取りする時間を大幅に短縮できます。この共同作業は両者にとって効率よく生産的に行うことができ、開発速度が上がります。

RC ComponentはPCB ConverterやDesignSpark PCBなどのツールを提供することで、技術革新のコストの壁を低くすることを目指しています。ボードの設計から機械の設計まで、愛好家や学生、ベテランの専門家がコストをかけずに作ることができます。」



投稿:Chris Dizon、SketchUpセールス
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