質問:SketchUpの断面平面ツールを利用して断面を表示した場合に、中が空洞になります。中身が充填されているように断面を塞ぐことはできますか。また、断面の線が太いのですが、この線を細くすることはできますか。
回答:SketchUpでは、面で立体を構成するので、中身は詰まっていません。そのままでは、断面の表示にした際には空洞になります。
断面を塞ぐような表現をするひとつの方法として、断面の部分に面を配置する方法があります。
動画を作成しましたので御覧ください。
動画では、表示>ツールバー>断面 にて、断面ツールバーを表示しています。
動画の作業の様子を記載します。
1.断面平面ツールで断面を配置する
2.配置した断面平面で右クリックして、「スライスからグループを作成」を選択
3.移動ツールで断面平面と垂直方向に移動(数値入力しておくと、あとで戻すときに便利です。動画では「2m」と入力しています。)
4.断面のグループをダブルクリックして線を追加して面を作成(必要に応じて面を反転します。)
5.断面を移動して、元の位置より少し手前に配置(動画では1999と入力しています。1mm手前にすることで、断面で非表示になることを回避しています。)
6.断面に面を配置することができました。
断面の線の太さを変更するには、スタイルを利用します。
ウィンドウ>スタイルでスタイルブラウザを表示します。
7.スタイルブラウザの「編集」タブを選択
8.5つ並んでいるアイコンのうち一番右側の「モデリング設定」をクリック
9.「断面カット線の幅」の数値を1にします。
これで、断面の線が細くなりました。
シーンを利用して、断面のシーンとそうでないシーンを切り替えて表示したい場合など、断面の面のグループの表示・非表示を切り替えたい場合は、断面の面のグループを任意のレイヤに割り当てて、レイヤの表示・非表示をシーンに登録するなどの工夫が必要です。