「インセプション」でのペンローズの階段、「アバター」のロボットスーツデザイン、「300」や「グッドナイト&グッドラック」のデザイン、「ソーシャルネットワーク」のセットデザイン、「トロン レガシー」の未来を感じさせる環境デザインなど、非常に多くの映画やテレビ番組でSketchUpが使われています。
私たちも製作者に向けてSketchUpの更なる改良を考えるようになりました。
2005年に開発した「Film & Stage plugin (フィルム&ステージプラグイン)」では現在に至って(時代やSketchUpのバージョンの問題で)使い物にならなくなっていたので、さまざまな改良を重ねた結果、新しい名前で生まれ変わることになりました。
アドバンスカメラツールプラグインはSketchUp Pro8のモデルで現実世界のカメラと同じように使えます。
ACTs(アドバンスカメラツール)で設置したカメラは焦点距離やアスペクト比、画像幅などを正確にコントロールでき、SketchUpの中で本物のカメラを設置したのと同じ画像が得られます。
アドバンスカメラツールについての簡単なビデオをご用意しました。
モデルにカメラを設置すると、カメラを通してショットがプレビューできます。
さまざまなタイプのカメラが用意されており、オリジナルの設定も可能です。
ACTはパン、チルト、ロール、ドリー、トラック、ペデスタルなどカメラのお馴染みの動きができます。
焦点距離を設定してたくさんの物理レンズをシミュレートできます。
ACTカメラでアスペクト比とセーフゾーンをプレビューできます。
ACTで撮影可能な範囲の表示をトグルスイッチで切り替えることができます。
プラグイン自体は無料でダウンロードできます。
Windows版アドバンスカメラツールダウンロード:
Mac版アドバンスカメラツールダウンロード:
2011年12月のアップデートからSketchUp Pro8にアドバンスカメラツールが標準装備されました。
基本的な事はスタートガイド(英語版のみ)に記載されています。
フォーラムのアドバンスカメラツールスレッドをチェックして、ディスカッションに参加してください。【訳者注:全て英語です】
6年前、私たちは映画やTVプロダクション用のコンポーネント集をリリースしました。ドリーやジブ、ライトスタンドやシザーリフトなど映画用の装置をお探しでしたら3DギャラリーのFilm and Stageコンポーネントから探してみてください。
もうひとつ、このツールの最大の功労者はBrian Brown氏です。彼は20% time【訳者注:Googleには勤務時間の20%を自分の気に入ったプロジェクトに割くよう義務付ける「20% time」という規則がある(wikipedia:Googleより抜粋)】でこのツールを開発しました。彼の本業はGoogleビルディングメーカーや3Dギャラリーの技術を担当しています。
素敵なプリビジュアライゼーションを!
投稿:Aidan Chopra, SketchUpエバンジェリスト
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