2011年11月9日水曜日

【翻訳】SketchUp Pro ケーススタディ: Dave Richards

Dave Richards氏はミネソタ州ロチェスターに住んでいる素晴らしい木工職人です。日中はメイヨー・クリニックの麻酔科で生命維持装置のメンテナンスをしています。一方で彼は認定を受けたSketchUpの有名なトレーナーで、夜はfinewoodworking.comの有名なブログ「Design. Click. Build.」とSketchUcation forumsで投稿と指導をしています。彼の作品は Fine Woodworking magazineで出版されており、Dave氏はSketchUpで木工をする一流の専門家として多くの人に知られています。先日彼とチャットをする機会に恵まれ、彼から話を聞きました。:
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SketchUpをどのように使用されていますか?
私が木工をする上で、SketchUpはとても頼りになるアプリケーションです。私は全てのプロジェクトをSketchUp Proを使って作成しています。他のデザインアプリケーションは全く必要ありません。木工に必要な精度よりもずっと高い精度で作業を行うことができますし、必要なことは全てSketchUpで行えます。


Router Boss

通常は、他の木工職人が作成できるようにプロジェクトの設計図を作成します。クライアントとの共同制作でデザインも含めて行うプロジェクトもあれば、すでに完成している家具の設計図を作成することもあります。機械の分解組立図や操作マニュアルを作成するときなど、詳細な図を作成するときにSketchUpは特に便利だと感じています。

一般の人にも知られている有名なプロジェクトはありますか?
Fine Woodworking Magazineを購読している木工職人の方は、記事と関連して掲載されている私の作品をたくさん見たことがあると思います。Michael Pekovich氏のArts and Crafts Display CaseやChristian Becksvoort氏のシェーカースタイルの家具などが代表例です。


Christian Becksvoort氏デザイン、制作による2台のシェーカーテーブル
【クレジット:Fine Woodworking Magazine】

誇りに思う作品はどれですか?
先ほどのArts and Crafts Display CaseとGarrett Hack氏の作業台です。両方とも雑誌の記事と関連してSketchUpの図面がレンダリング画像と設計図として掲載されました。


Display Case documentation


Michael Pekovich氏デザイン、制作によるDisplay Case
【クレジット: Fine Woodworking Magazine】

最初にSketchUpを使った時の感想を教えてください。
(Googleに買収される前の)@Last Software時代に木工のフォーラムでSketchUpのことを知りました。SketchUp Proの評価版をダウンロードする前に、@Lastのサイトで公開されていたビデオを長い時間をかけて見たり、フォーラムの古い投稿から他の人たちのSketchUpに関する投稿を読んでから、やっと評価版を試すことに決めました。
正確な実寸法で3D透視図が作成できることを非常に嬉しく思いました。私が今まで愛用してきたCADソフトよりもずっと簡単でした。購入を決めるまでに評価版の使用期限の8時間も必要ありませんでした。


Chirs Gochnour氏デザインによる Shaker Wall Cabinet
【クレジット: Fine Woodworking Magazine】

最大のハードルは妻を説得して、$495が価値ある買物だということをわかってもらうことでした!当時は今程使い方がわかりませんでしたが、テーブルソーを使っていろいろ試してみて、SketchUp Proは私の店の他の大型機械と同じくらい制作に適していると感じました。

SketchUpと組合わせて使用しているツールはありますか?
SketchUpモデルから設計図を作成するときにLayOutを使用しています。LayOutは製作過程において非常に重要なツールです。またプラグインのCut List pluginでCSVファイルを扱う時にMicrosoft ExcelとWordを使用します。 画像で後処理が必要なものはPhotoShopやフリーソフトのPaint.NETを使用します。

独自のスケッチラインで表現したいときはStyle Builderを使います。Style Builderはあまり使わないツールのように思われますが、線を操作するのに非常にシンプルだと思います。


Dave Richards氏とGeorge LaRue Downing氏デザイン、
George LaRue Downing氏制作によるスタンドアップデスク

最後に一言お願いします。
「百聞は一見にしかず」という古い諺がありますが、本当にその通りだと思います。アイデアを主張したりコミュニケーションするのに、文章を打込むよりもSketchUpで素早くスケッチした方がずっと簡単だと思うことが何度もあります。
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お話ありがとうございました。Dave氏のSketchUpの作品はこちらでもご覧になれます。

投稿:Gopal Shah、SketchUpマーケティング

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