2011年5月13日金曜日

【翻訳】更に改良されたLayOutの断面図

SketchUpで作成したの建物計画の各階間取り図を表現するにはLayoutを使うのですが、これが結構やっかいです。この記事を読んでいただければ、結構役に立つかもしれません。

問題点:
例えばこんな時・・・
あなたはSketchUpで作った建物プランを、Layoutを使って各階間取図で出力したいと思っています。モデルを切断するには「断面平面」機能を使います。これはとても簡単なのですが、この時には2つの複雑な問題があります。

・間取図用のシーンの為のスタイルを作らなければなりません。そうでないと、Layoutのドキュメントに断面平面が表示されてしまい、見づらい間取図になってしまいます。
(下図)

上図:注意しないと断面平面がLayout図面に表示されてしまいます。
下図:断面平面がないと見やすくなります。

・二つの間取図をそれぞれ表示したい場合は、それぞれにシーンを設定する必要があります。
シーンの設定をしないと、特定の断面平面をLayoutのビューポイントに割り当てる方法がありません。
ブログ投稿記事の「Connecting SketchUp Scenes to LayOut model viewports」にこの事例に関する詳細な情報を載せています。(訳者注:本文は英語です)

解決方法
この作業のポイントは、間取りのビュー専用ののカスタムスタイルを作成することです。
方法はこちら:

Step1
ウィンドウ>スタイルを選択してスタイルマネージャーを起動します。

Step 2
「新しいスタイルを作成」ボタンをクリックします(下図を参照)

Step 3
新しいスタイルに名前をつけてください。「間取り」のような名前がよいと思います。キーボードのエンターキーを押して確定します。

スタイルに新しい名前を入力し、エンターキーを押して変更を確定します。

Step 4
編集タブの設定を使うとモデルを思い通りに見せることができます。

私はスタイル設定をモデルの断面図に使用しています。

Step 5
重要:モデリング設定環境下では、「断面平面」チェックを外してください。

モデリング設定の編集タブで「断面平面」チェックを外すと、断面平面が非表示になります。

Step 6
Step2で設定した変更を反映するにはスタイルサムネイルイメージをクリックしてください。

設定の変更を反映するにはスタイルサムネイルをクリックしてください。編集してからの変更を保存します。

間取り用図にカスタムスタイルを作成しているので、どこからの間取り図にも対応できます。私の場合は、間取り図毎にそれぞれ新しいシーンを作成します。それらのシーンはプランとセクションと呼ばれ、十分役目を果たしてくれます。

SketchUpモデルのプランとセクションシーンは異なるアクティブな間取り図を表示できるようになっています。
「セクション」スタイルは両方に適用されます。

間取り図が両方に適用されているか確認するには次のことを行ってください:
1.シーンタブをクリックして間取り図のシーンの一つをアクティブにします。
2.スタイルマネージャーのセレクトタブからセクションスタイルを選択して適用します。
3.現在のシーンタブを右クリックしてアップデートシーンを選択してください。
4.他の断面図にもそれぞれ1から3のステップを繰り返してください。
5.SketchUpファイルを保存してください。

断面図から適用された正しいスタイルで、これらのシーンをLayOutの異なるビューポイントに割り当てる準備ができました。
再び、去年私はこの作業のポイントをブログに書きました。(訳者注:本文は英語です)

この他注意する点
新しく間取り図を追加するたびに、作成したカスタムスタイルは変化しないにもかかわらず、モデルの平面断面オブジェクトが全て見えるようになってしまいます。
スタイルがシーンに適用されている間と、これらのシーンがLayOutのビューポイントに割り当てられている間は全てうまく行っています。もし(新しい断面カットを追加した後で)平面断面オブジェクトを隠したければ、メニューバーから表示>平面断面を選択してください。

投稿:Aidan Chopra、SketchUp エバンジェリスト

原文はこちら