2014年10月14日火曜日

【翻訳】人工義肢と3Dプリンティング:FidoHandのデザインの思索

人が他人の利便性向上の為に、今までに見た事も無い様な物を作ったりすることはめったにありません。
私たちは最近、ちょうどそのような事例ををサンフランシスコで見つけました。
ダン・ボドナーは、ロボハンドプロジェクトに影響されて、指を失った子供達の為に手首の動きで操作出来る6ピースの人工義肢 FidoHandを3Dプリンターで作りました。
実際に彼がそれを作るきっかけとなったことについて取材しました。


メアリーの手に取り付けられたFidoHand。サンフランシスコベイエリアにて



3Dプリンターで作られた人工義肢が生まれたきっかけ

ダン・ボドナーは自分の事を「私はずっと、一種のよろず屋(なんでも屋)でした。」と言います。
彼は3Dプリンターなどの新しいテクノロジーが大好きです。
彼は昨年、MakerBot社によるロボハンドプロジェクトに興味をもちました。
「オリジナルデザインには二人いたんだ。一人が南アフリカで大工の棟梁をやっているリチャード(Richard Van As)、そしてもう一人がワシントン州の技術者のオーウェン(Ivan Owen)だ。」

オーウェンとリチャードはMakerBot社の3Dプリンターでロボハンドを開発しました。
指を失った子供を持つ親達は、子供達がもう少し快適に過ごせるようにするために、リチャードにしばしば連絡をしてきました。


デザインの試行錯誤

ロボハンドについて学んだあと、ダンは自身の3Dプリンターでそれをどうやってデザインするかを考えました。
「それは私の友達を通して始まったんだ。」と彼は言います。
それは地元のベイエリアの病院の友達です。彼女は同じような障害をもった子供たちの為に働く医者です。
3Dプリンターで作られる人工義肢のデザイン試作


ダンはMakerBot社のデザイナーから、ロボハンドに修正を加えたSketchUpのファイルを受け取りました。
「SketchUpを始めたから、SketchUpでの作業は諦めなかったよ。そこに作るものがあるからね。」と説明します。
彼はプロジェクトを始める前はSketchUpについてはあまり知りませんでしたが、FidoHandを作る為に3Dモデリングを学びました。
「簡単に見えるけど、3Dプリンターで出力できる様になるまでには多くの作業が必要だったね。」と語っています。


SketchUpによるFidoHandの3Dモデル


 「SketchUpの拡張ギャラリーはとても便利で、Solid Inspectorは必要不可欠です。」と言います。
ダンはまたMakerBot社の3Dプリンター用のSTLファイルを作成するのにSketchUp STLを使用しています。
ダンは3Dマウスも大いに役立っていると言っています。
「左手ではオービット/パン/ズームの3Dの操作をしながら、右手ではデザインをするんだ。」


3Dプリンターで作られる人工義肢のデザイン思索

ダンが乗り越えたかった障害物とは、人々に人工義肢をどのように配布し、彼らの身体にいかに完全にフィットさせていくかということです。
「子供達に3Dプリンターで作られた人工義肢をフィットさせるのに、e-NOBLEというボランティア団体の大きな助けがあったんだ。」と彼は言います。
しかし彼はもっと作業工程を単純化したいと望んでいます。

ダンはデザインを簡略化することから始めました。
FidoHandは11ヶ月のデザインの試行錯誤によって、そのパーツを50から6ピースにまで減少させました。
パーツの数を減らす事は、非常に大切なことです。
特にパーツが少ないという事は、簡単に集めることができ、構造の統合が簡単になることを意味します。
「私は全てのファイルをひとつのファイルにまとめるようにしています。」と彼はSketchUpのファイルのまとめ方について話した時にこう語りました。 
パーツをコンポーネントにしたり、それらをコピーしたり、SketchUpのファイルにセットするなどの小さな変更は、ひとつのファイルに記録されます。 
 大きな変更が必要になった時にはダンは新しいファイルを作成しました。  
「50以上ものファイルを作成したよ。」と彼は言います。
「もし迷ったり間違っていたとしても、またやり直せるからね。」


  
ダンは人工義肢をカスタムにフィットさせる方法を開発しました。  
それぞれのFidoHandは、受け取る人を簡単に測定することによって作成することが出来ます。


投稿:Deana Rhodes, SketchUp チーム




2014年10月3日金曜日

【翻訳】SketchUpモデルのテクスチャをMaterial Extractorを使って取り込む

最近私は、夢見ているコテージについて考えています。
人々がちょうどコテージを所有し始める45歳頃までには、私もフーロン湖から徒歩10分以内にコテージを建てたいと思っています。
このコテージがどのような外見になるかわかりませんが、どのような感じになってほしいかはよくわかっています。
そこで私は、3D Warehouseが私の夢を具現化する良い方法だとわかったのです。
私はたまにインテリアデザインのアイデアを刺激するような違った素材を見ます。
今、私はコテージをデザインする時に必要な素材を手元に持っておきたいのです。

Christina EnerothのEneroth Material Extractorは、テクスチャをつくるのにとてもよいツールです。
ChristinaはSketchUpでのモデリングには10年以上の実績があり、3Dギャラリーにおいて功績の多いデベロッパーです。
ここで彼女が開発した全てのSketchUpツールをチェックできます。

まず、Material Extractorを見てみましょう。
私が3Dギャラリーで見つけた素敵なリビングルームのモデルを使って始めましょう。
将来的に使用できるテクスチャのパレットを作ることが目標です。



Christina Extensionを起動すると、グループやコンポーネント内のテクスチャを取り込めます。
この場合、リビングルームは一つの大きなコンポーネントになっているので、モデルの中の全てのテクスチャを取り込むには一回クリックするだけでいいのです。
このコンポーネント内のひとつひとつを選択していくことによって、もっと明確にテクスチャを取得していけるかもしれませんが、私はモデル内の全てのテクスチャがほしいのです。
このような時はMaterial Extractorを使用するべきでしょう。
インストールしたら、プラグイン > Extract Materialsを選びます。



 「Save Materials」ボックスが自動で開き、私が選んだコンポーネントからテクスチャが保存されます。
(スケッチアップのコンポーネントとして保存された)テクスチャパレットを他のモデルにインポートするのが最後のステップです。
マテリアルウィンドウ(ウィンドウメニュー > マテリアルを選択)を開き、「モデル内」を選び、このパレットを使ってこれらのテクスチャを使用する事ができるようになります。

この全体のプロセスのとても素晴らしいところは、このマテリアルファイルをどんなプロジェクトにも適応させることができる事です。
なぜならそれは、skpという形式で保存されているからです。
一度モデルにこのskpをインポートすれば、これらの全てのテクスチャをマテリアルブラウザで手に入れる事が出来るのです。





投稿:Deana Rhodes, SketchUp チーム
原文はこちら

2013年10月2日水曜日

【翻訳】舞台美術における SketchUp Pro の活用: 舞台美術家アンディ・ワルムズリー氏に聞く

アンディ・ワルムズリー氏は、エミー賞を受賞した舞台芸術家です。
彼の舞台美術はテレビ、ブロードウェイやラスベガスなどで使われています。
アンディは SketchUp Pro を活用してデザイン作業を行っており、今回は
  • アンディが仕事として舞台美術を創るようになったいきさつ 
  • 3D がどのように彼の仕事を変化させたか 
を明かしてくれました。

アンディがSketchUp Proでデザインした “America's got Talent” の舞台デザイン

Q: どのような舞台美術を手がけていらっしゃいますか?

私の仕事は、この業界ではあまり知られていませんが仕事は広範囲にわたります。
基本的に私は舞台芸術家なのですが、私にはアートディレクター、プロダクションデザイナー、シーンデザイナー、シーノグラファーなどのステキな肩書きもあります。
我々の業界の人たちの大半は一つの分野に特化する傾向があります。
例えばブロードウェイの劇場で舞台美術に携わる人たちは滅多に(もしあればのことですが)テレビの仕事をしません。 テレビで「ドラマ」の美術スタッフをしている者は、エンターテインメントの仕事(「○○大賞」や「○○大会」といった番組)をしません。
そしてオペラやバレエの仕事をする人はミュージカル劇場の仕事をしません。
映画の美術スタッフは映画の仕事だけをします。
ロックンミュージシャンなどのツアーデザイナーもまたスペシャリストです。
私はテレビで有名なエンターテインメント番組や、ブロードウェイミュージカル、ラスベガスの興行、美術館の企画、氷上ショー、客船でのパフォーマンス、テーマパーク、サーカス、企業のイベント、等々、全てのデザインをするという点で珍しい種類の人間に分類されます。
私は基本的にエンターテインメントであれば、どのようなジャンルの美術でも手がけるのです。

ゴールデンタイムのテニス番組のウィンブルドン特集用セット 

Q: 舞台美術の世界で仕事をするようになったいきさつは?

私は芸人の家庭に生まれました。曽祖父はとても有名な英国のコメディアンでした。祖母は無声映画のピアノ奏者で、祖父はビッグバンドのバス奏者、そして父は有名なコメディアンでした。ですから、私は劇場やテレビスタジオやサーカスなどの舞台裏で育ったのです。
子供の頃、私はテレビカメラマンになりたかったので母は私にブロックのおもちゃであるLegoのテレビカメラ・クルーシリーズを買ってくれました。それで、私はLegoのテレビを作って、小さなプラスチックのクルーに放映の仕事をさせたりして遊んでいました。Legoのモデルは日に日に精巧になっていったものです。そしてある日、家族ぐるみでお付き合いのあるマジシャンのポール・ダニエル氏(彼は英国のデビッド・カッパーフィールドと言われています)に私が作ったLegoモデルを見せると、「あなたは舞台で何が大切かをよくわかっているね」と言われました。私はますますLegoに没頭しました。

Q:多くのプロジェクトに取り組みましたか?

わずかですよ。最も有名なのは”ミリオネア”の舞台デザインでしょうか(私がSketchUp Proを使い始める前のことですが)。この番組は世界108カ国で放映されましたが、すべて同じ舞台デザインが使われました。私が設計した舞台の中でも、もっとも沢山、コピーされたものだと思います。このセットは、アカデミー賞を受賞した「スラムドッグ ミリオネア」の中でも使われました。
また、私はアメリカのテレビの歴史の中で、最も成功したといわれる「American Idol」という番組の舞台もデザインしました。私はこのデザインで3部門のエミー賞にノミネートされ、最優秀舞台美術賞を受賞しました。
私は他にも「America’s Got Talent, So You Think You Can Dance」や、その他にも有名ないくつかの番組の仕事もしてきました。

2009年にエミー賞を受賞した「American Idol」の舞台デザイン

Q:あなたは、あなたの仕事のどの様な部分を気に入っていますか?

数か月後には完成するであろう自分の設計作品をバーチャルの世界でじっくりと歩き回ることが私の究極の楽しみになっています。
私の作品の多くは100フィート×200フィートのスタジオの大きさにはまるものです。実際のセットができる10週間も前に、(SketchUp Proで作成された3Dモデルを使って)頭の中で作り上げた作品の中を自由に歩き回っているなんて驚くべきことです。
私は多くのデザイナーが大いなる妄想者であると思うし、そうなる理由もわかっているつもりです。

  ”extreme musical chairs”バライティーショーのコンセプトデザイン

Q: どれくらいの時間、3Dモデリングのソフトウェアを使って仕事をしましたか?

私は90年代の初頭にMacのフルセットを購入しました。まるで運命であったかの様に、Macが届くのと同じ週に大きな仕事が舞い込み、製図台と鉛筆という環境からデジタルツールに変更する為の手順を学習する時間がありませんでした。
それからは別の仕事が次から次への舞い込み仕事がなくなることはありませんでしたが、そのことは同時に新しいツールを活用して仕事をするにもツールを学習する時間がないということも意味していました。

それから10年後、私は”American Idol”の仕事の為にアメリカに拠点を移しました。 アメリカに着いてすぐにbells-and-whistleの製図台を購入し、Henson Studiosにデザインの為の事務所スペースを借りました。早速、製図台に紙を広げて設計図を描こうとする私を同僚達は嘲笑しました。
私はしかたなくベクターワークスのスクールに通いましたが、最初の1ヶ月は悪戦苦闘の毎日でした。 インストラクターのDon Jordan氏は、根気強く私に教えてくれたと感謝しています。そんなある日、彼は授業の後で簡単に使えるソフトウェアを紹介してくれました。それこそがSketchUp Proでした。私はSketchUp Proを見た時の衝撃は今でも覚えています。
私はたちまち恋に落ちてしまいました。勿論、相手はSketchUp Proです。

音楽家は楽器を使って直感的に演奏ができます。でも、私に楽器を渡されても何もできません。私にとっては即座に演奏できる楽器のひとつがまさにSketchUp Proだったのです。

Q: 舞台デザインにおいて、3Dの重要な要素は?

その答えは、SketchUp Proがすべて持っていますよ。
私は新しい催物の打合せに参加すると、すぐにオフィスに戻って鉛筆でラフな図面を書き始めます。次に図面を模型製作者(彼らには毎週金曜日に賃金を支払わなければならなかった)にもっていきました。模型ができるまで1週間以上を要し、(混み合っている)列車に乗って完成した模型を受け取りにいくことが当たり前になっていました。
完成した模型は必ず変更が必要になるので私の助手達が模型を解体し修正することになります。 これらの一連の流れは非常にコストがかかり時間も浪費します。模型の材料代は安くないし、更に保管するスペースを確保しなくてはなりません。また使われる接着剤から出る有害物質にも悩まされていました。

 初期の”American Idol”の舞台デザインのひとつ

今、私はSketchUp Proのおかげで、事務所さえも必要なくなってきています。
最初の打合せが終わったら(複雑な)モデルをSketchUp Proで1日(または最長でも2日)で作成します。これにはオフィスも助手も設備も必要ないし、もちろん有害なガスも発生しません。
私は今、プロデューサーにデザインをEメールで送ることができるし、デザインに変更があればホテルや空港、スターバックスなどどこでもすぐにSketchUpファイルに修正を加えて変更ができます。オフィスまで移動する必要もないのです。
私は何度でも言います。
「SketchUp Proはなんて素晴らしいのでしょうか!生活を劇的に変えてくれたツールです。」

Q: 舞台デザインをするにあたって、SketchUpに要望がありますか?

光沢のある床などの質感です。エンターテイメントの舞台では光沢のある素材や反射する素材が非常に多く使われています。それはショービジネスの世界を華やかに彩るのに非常に重要な要素なのです。 これらを表現するのは難しい課題です。
私は時々、床にややくすんだ透明なサーフェスを割り当て、Z軸のマイナス領域に上部のステージの反転コピーを配置します。
床が反射して床面にステージ上のものが映し出されるシーンではこのように下に反転したモデルを配置することで床が反射して映し出しているのと同じような状況ができます。実際には反射した風景ではなく、床下のモデルを見ているのですが。

Q: SketchUp Proユーザーに、何かアドバイスをいただけますか?

私はSketchUp Proでできないような表現などに直面した時には、他のソフトウェアを利用しないで、自分で手法を考えてSketchUp Pro内でなんとか解決してきました。
皆さんは乱暴な運転をするドライバーを見たことがあるでしょう。彼らは恐らくは普通に運転しているつもりです。しかしハンドルを動かす手は間違った動きをしていて安全運転とは程遠いですよね。

私にとってはSketchUp Proも同じことです。SketchUp Proは私に時間の短縮という偉大なことをさせてくれるツールですが単に早く操作をするという以外にもっと時間を節約できる改善策があるんじゃないかと常に考えています。
今年SketchUp Proの基本的な事項をマスターする為に、エキスパートとのマンツーマンのトレーニングを受講しようと心に決めています。これらの指導を受けることで最高のモデリングスピードに耐えうるべく、ハンドルを10時と2時の位置ででしっかり持つことのような何か効果的なことを得られると期待しています。

投稿:Mark Harrison, SketchUp チーム
原文はこちら

2013年9月26日木曜日

【翻訳】LayOut2013のカスタムパターンの作成方法

SketchUp Pro2013付属のLayOut2013の新機能に「パターンの塗りつぶし」があります。
この機能はLayOut2013の中で作成されたあらゆる形状をパターンで塗りつぶすことができます。 LayOut2013は豊富なパターンライブラリーを備えていますが、さらに自分でパターンを作成し追加することも可能です。ここではその手法を解説します。

 【基本編】
パターンはタイル状に貼られたイメージで構成されています。Layout2013では、あらゆる形状に対して、タイル状に貼られたイメージよるパターンで塗りつぶすことができます。


 LayOut2013のパターン。それぞれのパターンはシームレスなイメージタイルから構成されています。 

 LayOut2013のパターンイメージは特に珍しいものではなくJPG・TIF・GIFあるいはPNGファイルなどの一般的な画像データです。LayOut2013に実装されているパターンイメージは全てPNGファイルの非圧縮でアルファ透過が設定されています。
 カスタムパターンを作成する際も、パターンイメージは同様の設定でのPNGファイルで作成するのがお勧めです。

LayOut2013にパターンを追加する場合は「パターンの塗りつぶし」ダイアログボックスのプルダウンメニューから「カスタムパターンをインポート」を選択して、追加するパターンの画像ファイルを選択することができます。


Layout2013ではそれをマテリアルとして配列します。パターンの個々の大きさはオリジナルのイメージの解像度(pixel数)で決定されます。
例えば1200 pixel × 600 pixelの画像の場合、この画像が300pixel/inchで保存されれば、その物理的なサイズは4inch×2inchになります。それが100pixel/inchで保存されれば、その物理的なサイズは12inch x 6inchになります。当然の事ですが解像度が高いほど物理的なイメージサイズは小さくなります。

例:単純な幾何学的なパターン 


このパターンは平行四辺形、あるいは見方によっては正六面体(すなわち立方体)から構成されています。
上図の様なパターンイメージを作成してみましょう。このようなパターンは、以下の様な3つの構成を備えていれば簡単に作成できます。
  1. 基本パターンは一種類のみ
    1種類の「立方体」が繰り返されているだけのパターンです。他の要素はありません。
  2. 規則性があるパターンです
    不規則性を表現する様な要素は含みません。
  3. このパターンには水平や垂直なエッジがありません 
<Step1> LayOut2013を使って、パターンのサンプルを描く
LayOut2013でこのような単純なパターンを作成するのに最も簡単な方法はSKetchUpからのコピー機能を利用することです。


 (単純なパターンを組み合わせることはLayOut2013では最も基本的な作業です)

<Step2> 中心の1つの方形とその周りを選択する 
方形をドローイングする際は別のレイヤにすることをお勧めします。その方が後からレイヤのON/OFFができるからです。さらに以下のように鮮やかな色で線をドローイングします。


 (長方形の外側の線をドローイングします。)

<Step3> ドローイングした外側の線を塗りつぶし、配置した長方形がみえなくなるようにする
 この作業はPhotoshopなどのイメージエディタで編集がしやすいようにします。色は作成するパターンイメージには含まれない色を選択してください。


 (上記、赤で塗りつぶした長方形は線なしで塗りつぶしのみです)

<Step4> ドローイングした外側の線を塗りつぶし、配置した方形がみえなくなるようにする
ページをコピーして中央の赤の長方形を削除します。


 (コピーしたページの方に表示されている赤の長方形は削除します。)

<Step5> PDFにエクスポートする
このPDFには2つのページにある長方形ありのパターンイメージとなしのパタンイメージの両方がエクスポートされています。


 (両方のページが含まれるPDF)

<Step6> PDFをPhotoshopで開く
Photoshopで開くと2つのページにあるイメージを別々にするか否かの選択をさせられます。イメージサイズを若干大き目に設定、たとえば5000ピクセルの幅とかです。
以下を参照して設定してください。


 (別々のPhotoshopファイルが開きます)

 <Step7> コピーとペーストを行う 
赤い長方形のあるファイルで 選択メニュー>すべて選択 を選びます。そして編集メニュー>コピーを選んでください。もう一方のファイルに対してペーストを行います。
 もう一方のファイルをアクティブにして編集メニュー>特殊ペースト>同じ位置にペースト を選択します。 新しいレイヤが作成されてペーストされます。


 (同じ位置にペーストは新しくレイヤを作成して同じ位置にペーストしてくれます)

<Step8> 赤い長方形を選択する
赤い長方形の形状を含んだレイヤをカレントにします。赤い長方形を自動選択ツールで選択します。


(自動選択ツールを使って赤い長方形を選択します)

 <Step9> 赤い長方形を切り抜く
 イメージメニュー>切抜き を先約して赤い長方形を切り抜きます。選択メニュー>選択を解除 で終了です。


 (これで必要なパターンだけが残りました)


 <Step10> 赤い長方形レイヤを非表示にする 
 赤い長方形のレイヤを非表示にすると必要なパターンだけが表示されます。この状態でPSDファイルに保存します。


(赤い長方形のレイヤを非表示にします。)

 <Step11> ファイルサイズを変更する 
イメージメニュー>画像解像度 を選択します。するとサイズダイアログが表示されます。
 「画像の再サンプル」の箇所にチェックを入れて、プルダウンメニューから「バイリニア法」を選びます。 そして横幅に任意の数値を入力してOKで抜けます。

 Note1:大きなサイズでパターンを作成するとLayOut2013でパターンを使用した際に、画像が荒く綺麗に見えないというような心配はなくなります。一方で大きすぎる画像データはマシンのメモリを使用する為に動作を鈍らせます。

 Note2:以下のダイアログが表示された場合の画像サイズですが、デジタル画像処理にはマジックナンバーと呼ばれる数値があります。それらは、2(2、4、8、16、32、64、128、256、512など)の累乗です。


 (画像のサイズ変更のダイアログボックス)

 <Step12> 解像度を変更する
イメージメニュー>画像解像度 を選択するとサイズダイアログが表示されます。「画像の再サンプル」のチェックを外します。するとドキュメントサイズは変更できますがピクセル数の変更はできません。ここで実際にLayOut2013で画像を配置する際に必要な画像サイズを入力します。この数値は実際のLayOut2013でドローイングしたオブジェクトの大きさを考えて入力しましょう。
例えば、今見ているイメージの大きさでLayOut2013に表示したい場合にはオブジェクトの幅と同じ幅にします。半分の大きさで表したい場合には実際の幅の半分にします。入力したらOKで抜けます。


 <Step13> PNGファイルに書き出す 
冒頭に記載したようにPNGファイルは圧縮率が少なく、アルファ透過をサポートしているファイルフォーマットです。今回もPNGファイルにします。



 <Step14> オリジナルイメージをLayOut2013に取り込む
LayOut2013に戻ります。「パターンの塗りつぶし」トレイを表示します。
 (出てない場合にはウィンドウメニューで表示できます)
ドロップダウンメニューから「カスタムパターンをインポート」を選び、上記<Step13>で作成したPNGファイルを選択して開きます。作成したパターンはすべてのLayOut2013ドキュメントで使用できます。使用する場合には「カスタムコレクションを追加」で新しいオリジナルコレクションを作成して追加します。




これで新しいパターンが作成できます。
次回はいくつかの線を使ってランダムなイメージのパターンを作成します。
お楽しみに!!

投稿:Aidan Chopra, SketchUp エバンジェリスト
原文はこちら

2012年12月5日水曜日

ニコン・トリンブル ユーザーカンファレンスのご報告

2012年11月27日(火)、28日(水)に株式会社ニコン・トリンブル主催の ユーザーカンファレンスがTKP ガーデンシティ品川で開催されました。
弊社もシルバースポンサーとして出展し、たくさんのお客様とお話をすることができました。
また、セミナーではたくさんの方にご清聴をいただきまして感謝を申し上げます。

土木の世界に於いてはSketchUpはもちろん弊社もまだまだ若輩者という印象でしたが、
今後はお役にたてるようなツールの開発なども含めてまい進して行こうと考えております。

ブースにお越しいただいた方々から最もご要望が多かったのは点群データとの連携です。
この連携に関しては長きに渡り課題になっており、Trimble社の仲間入りを果たした
SketchUpにとって、最初に与えられた課題と考えております。

またSketchUpをご存じなかったお客様もたくさんいらっしゃいまして、その安価な価格帯と
直感的な使用感に驚かれておりました。
完成のイメージだけでなく、工事の行程など管理する上でも3次元のツールは大いに
活躍するという確信を得た2日間でもありました。

 関連アプリの開発なども手掛ける弊社にとりましても、このようなツールの開発も視野に いれて
今後は活動をして参ります。

2012年9月27日木曜日

【お知らせ】3D-VegaがiTunesより公開されました

SketchUpで作成したモデルをiPad、iPhone、iPod touchで3D表示が出来る無料アプリ
「3D-Vega」が、iTunes App storeより公開されました。 

 軽快なビューイングをご覧いただくことができる評価用データをご用意いたしました。
iTunes App storeより3D-Vegaを無料でインストールして、評価用データをダウンロードのうえご確認ください。

ご自身で作成したskpデータをご覧になるには、有料のプラグインソフト「3D-Vega exporter」が 必要になります。


評価用データをご覧になり、 ぜひ、ご検討ください。

2012年9月19日水曜日

【翻訳】SketchUpでエッジから屋根を生成する

SketchUpの操作指導をする際に、恐らくは簡単な家をSketchUpで作成して屋根まではスイスイと作成することができると思います。
しかしながら実際に屋根をデザインする段階になると上級者であっても常に一筋縄でいく作業ではありません。
これらの屋根形状のデザインやモデリングの生産性を上げるために、プラグインアプリケーションをこのブログでいくつか紹介しました。

本日は「BuildEdge PLAN」という新しいプラグインを紹介します。
このプラグインでは迅速にまた機能的な屋根を形成するために、少しですがBIMを使 います。
これらのプラグインがどのように動作するのかは以下の動画をご覧ください。



もしこの動画を落ち着いて見ていられないほどだった場合にはまずは試してみてはいかがでしょうか?

壁を描く:2次元のビューで壁のアウトラインを描くというよりは、むしろPush/Pull ツールを使って希望の高さまで壁を展開していく方法をとります。この場合には即座に3次元の壁を作成できるようになります。それぞれの壁は簡単な線を引くようなイメージで簡単に入力が可能になります。

壁の編集:グループ化やコンポーネント化をしてからそれらを編集する過程は少々面倒かもしれません。BuildEdge PLANを使って作成された壁は簡単に動かくことができ、また動かした壁に接している壁(屋根は除く)は先に移動した壁に追随して動き ます。

屋根の作成:勾配をもった屋根を3次元で作成する場合、簡単ではありません。適切な屋根形状を作成するためには互いに交差でいるように計算をしなくてはなりません。また軒先の位置を突き出したり、複雑な形状の屋根の作成を構想した場合には、そのモデル作成や計算などに結構な時間が必要となります。

 BuildEdge PLANは屋根のアウトラインからシンブルな形状を作成していきます。屋根傾斜や軒先を指定すれば、指定したように屋根モデルを作成します。 またこの製品を使うと各屋根が個々に属性を持ち、ちょっとしたカスタマイズも可能になります。



屋根の編集:BuildEdge PLANは壁と屋根に相関性があるので、作成した家のモデルを修正や編集、移動などを行った場合にはそれに伴い、壁や屋根を変更することが可能です。このことでモデリングをかなり迅速に行うことができます。
使い方も簡単でほ とんどが1クリックで可能になっています。

現在、BuildEdge PLANのMac版を準備中です。Win版はすでに利用可能です。
開発者たちはこの製品の為に操作マニュアルを作成しているところです。
このプラグインはSketchUpでモデリングを行う方々にとっては非常に役立つと同時に、今後誰かにSketchUpを教える際には屋根部分のモデリングを端折らないでこのプラグインを使って教えてください。

投稿:Mark Harrison、 SketchUp マーケティング部門
原文はこちら